NECと富士通の株を買った

NECと富士通の株を買ってみた。

Claudeが勢いを見せる中急速に失速していたソフトウェア関連株。日本時間2/24夜のアメリカ市場で買い戻しが見られ、翌日2/25、日本においてもソフトウェア関連株の反騰が見られた。

「そろそろ買っておけ」と神の声が聞こえ、(※本当はRN1で鎌田伸一氏の声が聞こえ)、勝負に出ることにした。即刻NECを買い付け。まあ大丈夫かと、富士通も買い付けた。

Claudeはソフトウェア企業を食い殺すのか?

筆者はもともと「食い殺す」と思っていた。

2025年夏からClaudeを契約しvibe codingを回しまくっていた自分は、これまでClaudeの驚異的な成長を日々実感していた。複雑なプロジェクトまでゼロから要件定義し、コーディングし完成させられる。これなら開発屋は要らなくなるだろうと思っていた。

しかし、考えを改めた。AIが優秀だからといって、大手SIが不要になる時代がすぐに来るだろうか。ちょっとした会計ツールや税務ツールなど、小規模会社でも頑張れば作れそうな簡単なソフトウェアはAIによる内製化が可能になるかもしれない。しかし、いくらAIを使ったからと言って、大企業が入れているシステムを完全内製で入れ替えるのは現実的ではないだろう。責任の面からも。

むしろソフトウェア開発企業はAIを味方に付け、生産性を爆上げできる可能性が高い。とくに、AIを積極活用することで企業ごとに特化したより個別性の高い優れたプロダクトを大量生産できるようになるはず。

つまり、これまでは汎用性を備え多くの企業で使い回せる設計のプロダクトが多かった(OBIC、Salesforce、、)。開発リソースにも限りがあるから、1社ごとにあわせて開発するのは難しい。だから、分野ごとに的を絞ってざっくり必要な機能を網羅した汎用設計のソフトが多かった。でも、会社ごとに仕事のやり方は少しずつ異なる。だから汎用のソフトウェアではどこかに対応しきれない部分が出て、使いにくいところが必ず生じる。

例えば「富士通の電子カルテが使いにくい」と罵っている医師はたくさんいるが、多くの場合、電子カルテが想定したワークフローと病院の実際のワークフローが乖離しているから使いにくいだけ。富士通のカルテ自体は良くできている。病院側の業務手順がカルテの設計に沿っていないからストレスがたまるだけ。でも富士通に修正を依頼すると金がかかるし時間もかかる。富士通も人手には限りがあるから、1病院ごとに専用の設計を作り上げることは難しい。これが富士通にAIが入れば、病院ごとに個別設計した電子カルテをガンガン開発できるようになるかも知れない。もし実現できれば、毎日使っている現場の医療関係者はめちゃくちゃ喜ぶだろう。「すごいわかりやすい!富士通神!」って思うようになる。きっと。

まとめると・・・

  • 前提として完全な内製化は難しい。「責任」が絡むから。
  • AIが開発に参加すれば、開発力は圧倒的に増す。

となれば、今後は開発力を活かして、より優れたインテグレーションが可能になる。既にシェアを持っているソフトウェアがあるなら、それをベースに個別性を持たせれば競争力が飛躍的に増すのでは。

要するに「開発効率上がるよね。いろいろできるようになるよね。AI凄いと言ってもいきなり内製化に転じるのはハードル高いよね。ってことはIT系はまだ生き残るし、むしろ強くなるよね。」ってことが言いたかった。

買いたい銘柄

個人的ウォッチ銘柄。

  • NEC:個人的にはNECのソフトウェアは嫌い。セルフレジでもルーターでもUI・UX悪すぎ。
    でも株は別。いくらなんでもNECが要らなくなることはないでしょう。
  • 富士通:わからんけど、既成製品が強いからしぶといだろう。
  • NRI:悩んでいる。強そう。でもどうだろうか。わからん。
  • JMDC:隠れた国策銘柄。ビジネスがわかりにくいから食指が動かない人が多いだろうが、以前から申している通り、ここは結構可能性ある。が、トレード失敗。反省中。

補足

  • 富士通のカルテは技術オタク的にも目を見張る物がある。例外処理とかとっても上手い。タスクマネージャからkillしても記載途中のカルテがちゃんと保存されているのは結構凄いこと(ロジック的には実現は容易だが、そこまで気を配っているメーカーはあまりない。他のベンダーは消えちゃう)。
  • 富士通カルテの画面が実はIEであることに気づいている医療関係者はたぶん全国で1000人もいないのでは。完璧な隠蔽工作。ボクの病院が使っているのはHOPE-EGMAIN GXっていうC++ MFC時代のクラシカルなやつだが、無骨な業務系って感じが凄く気に入っている。
  • ついでに言っておくと、富士通はいったん入れたら切るのは不可能
    墓場まで付いてくる。富士通をなめないほうがいい。内製化なんて絶対にさせない。「内製化するから富士通いらないや」って病院が言ったらどうなるか?富士通は患者のデータを人質にとってくる。
  • 実際に富士通と揉めて、やられた病院がお隣の県にありますからね。ちっちゃい病院じゃないよ。国立大学だよ。富士通は最強のランサムウェア集団。
  • 結論:富士通は不死身